環境省が打ち出したレジ袋の有料義務化について、自治体が歓迎する一方で、コンビニ業界、買い物客(一般消費者)の反応は賛否両論、様々のようです。

既にレジ袋の有料化を実施しているスーパーでは買い物袋を持参する客が増えていますが、コンビニではNG、有料義務化はやめてほしい、との意見もあるようです。

出店元:日本経済新聞web版 レジ袋有料化、コンビニも対象 環境省が素案提示

また、コンビニ業界からは、移動中などに立ち寄ることの多いコンビニではマイバッグなど準備していない客が多く、温めた弁当、惣菜、アイスクリームなどの品質管理や衛星面でレジ袋の使用が望ましい、と一律の義務化に反対する声もあります。

そもそもは、海洋汚染の原因としてプラスチックごみが世界的に問題視されている、ということに端を発しています。

世界的な大手チェーン、米スターバックスがプラスチック製の使い捨てストローを廃止するなどの動きも、環境対策を実践したものです。

フランスやオランダが先行して行っているように、レジ袋を有料化するという案は、環境対策としては当然考えられる案の一つだと思います。

しかし、利用者の立場で考えると、コンビニでのレジ袋の有料義務化には抵抗を感じる、NGとの意見もあり、店側としても、販売に影響が出るからやめてほしい、との声が上がっています。

 

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レジ袋の一律有料義務化の方針を、環境省が打ち出す

今年の10月、環境省は海洋プラスチックごみ問題での国際連携が進む中、レジ袋の有料化を法律で義務付ける方針を固めました。

環境省では、スーパーやコンビニなどの小売業を対象に、2020年度以降の義務化を目指しており、プラスチックによる海洋汚染が深刻になる中、レジ袋を含む総合的な対策を進めて汚染防止につなげる考えです。。

国内で生じる1年あたり約900万トンのプラスチックごみのうち、約400万トンはレジ袋や包装容器、ペットボトルなどの使い捨てです。

レジ袋は国内で年450億枚使われていると推定され、そのうち3割をコンビニが占めています。

環境省は、食品の包装容器の利用削減を含めて、使い捨てプラスチックの排出量を30年までに25%減らす目標を設定しました。

有料義務化の仕組みについては、「禁止と違い、有料化を法律に位置づける例はあまりなく、今後の課題」(環境省幹部)とし、守らない場合の罰則など実効性を出す方策が課題となっています。

先行する海外ではフランスが16年に禁止し、オランダやポルトガル、インドネシアなどでは有料としています。

オランダでは16年に袋1枚当たり約34円を課したところ、4割の削減効果があったそうです。

それにしても、コンビニのレジ袋の削減が環境対策に大きく寄与するとは、肥大した日本のコンビニ文化の影響を痛感します。

 

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買い物客の反応は「コンビニでは有料化NG」の意見も

コンビニ大手のセブンイレブン・ジャパンは、いち早くレジ袋の有料化を検討する方針を明らかにしました。

ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラなど他のコンビニチェーンが有料化に消極的な中、最大手のセブンイレブンが先行すれば、レジ袋有料化の動きがコンビニ業界に一気に拡大する可能性もあります。

これまでコンビニチェーンでレジ袋の有料化が広がらなかったのは、1社だけ有料化すると競合チェーンに来店客を奪われるなどの懸念があったためと言われています。

また、コンビニチェーン本部がFC加盟店舗にレジ袋を有料で販売しており、本部の収益源になるメリットもあったそうです。

FC加盟店舗にとっては、レジ袋の販売の手間により店員の負担が増えるとの危惧があります。

では、利用者、買い物客の反応はどうでしょうか?

コンビニでの買い物と言えば、スーパーのように目的をもって行くのではなく、ちょっと立ち寄るイメージです。

軽い気持ちで入って簡単な買い物を済ませるのに、マイバッグを準備して行く習慣はありません。

コンビニでの有料化NG、レジ袋が有料義務化になると、ひと手間増えて少し面倒という意見もあります。

 

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コンビニでレジ袋が有料化すれば、どんな影響がある?

もしもコンビニで、レジ袋の一律有料義務化となった場合、どのような影響があると考えられるでしょうか。

一部のスーパーでは、買い物客の負担としないとの配慮で、レジ袋を使わない場合は2円引きなどのサービスを行っていますが、客単価の小さいコンビニでは、同じような実質値引きのサービスは難しいと思います。

コンビニでは単純に、追加でレジ袋を販売することになるでしょうし、レジ袋を購入する人は余計な出費が増えるということですね。

環境対策に貢献するわけですから、レジ袋を利用しない人に対してポイントを付与するなど、してほしいところです。

スーパーでは、マイバッグをレジや出入り口の周辺で販売していますが、コンビニでも同様に売り物にするのではないでしょうか。

マイバッグはかさばって持ち歩くのが面倒という人は、無駄な出費を抑えるために、普段からポケットにレジ袋を突っ込んで生活するかもしれません。

マイカーには必ずマイバッグかレジ袋を常備して、時々邪魔になって片付けが必要になるかもです。

となると、面倒なことになったなあ、と考えるのか、ちょっと習慣が変わるだけ、と割り切るのか、モノは考えよう、という感じでしょうか。

環境のことを考えることは重要ですが、やらされるのはイヤ、というのが民意だと思います。

 

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