今年も、風疹が流行しています。

流行は、なぜ起こるのでしょうか。

国立感染症研究所によると、今年の風疹患者は11日までの報告で2,032人に上り2012~13年以来の大流行となっています。

風疹は症状だけで断定できませんが、免疫の有無は抗体検査をして確認することができます。

出典元:美ST ONLINE 30代~40代の「免疫空白」世代は要注意!

風疹はワクチンで予防できますが、妊婦には接種できません。

妊婦が妊娠20週までに感染すると、赤ちゃんに心臓病や難聴、白内障など「先天性風疹症候群」と呼ばれる障害が出る恐れがあり、夫や職場の同僚の感染防止が急がれています。

妊婦や赤ちゃんに重大なリスクを及ぼす風疹ですが、感染に大きく関わっているのは30代~50代の男性と言われています。

それはなぜなのでしょうか。

 

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風疹の流行はなぜ起こる?症状だけでは感染断定できない

そもそも風疹とは、どんな病気なのでしょうか。

風疹は、大人こそ注意が必要な病気であると言われていますが、元々は春先から初夏にかけて多く見られる、急性の発疹性の感染症です。

2~3週間の潜伏期間後に、発熱、発疹、後頭部や頚部、耳介後部にリンパ節腫脹をきたします。

子供が感染した場合、症状は比較的軽いといわれています。

一方、大人は発熱や発疹といった期間が長く、重症化しやすいだけでなく、処置としては症状を和らげる方法しかありません。

風疹は症状だけで断定することは難しく、抗体検査をしてはじめて確定となります。

現在、風疹に対する治療薬はなく、風疹ワクチンを接種して予防することが最良の対策とされています。

風疹ワクチンの接種、やったことがあるのかないのか、調べることはできるのでしょうか。

 

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風疹ウィルスに対する抗体、免疫の有無は抗体検査で確認

風疹ウィルスに対する抗体を自分が持っているか、過去に予防接種を受けた覚えはあるけれど免疫が残っているか心配、という人は予防接種をする前に、まだ免疫を持っているかどうかを確認できる抗体検査を受けてみましょう。

十分な抗体価があると確認できたら、予防接種は必要ありませんが、低い場合には改めて予防接種が必要になります。

たとえ過去に受けていたとしても、予防接種を行うことで風疹に対する免疫をさらに強化することが期待できます。

少しでも心配だったらワクチン接種を行うのが確実でしょう。

今、風疹が流行している原因は予防接種が不十分な人が多いことです。

 

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風疹検査無料化、30代~50代男性も|厚生労働省の方針

今年の風疹の流行に歯止めをかけるため、厚生労働省は抗体を持つ割合が低く感染しやすい30代~50代男性に対し、抗体検査の費用を実質無料化する方針を決めました。

既に患者の多い地域で、自治体を通して一部男性への補助を始めていますが、全国に拡大します。

今年度の第2次補正予算案に関連経費を要求する予定です。

30代~50代男性は全国に約1,600万人いますが、子どもの頃に風疹ワクチンの予防接種を1回も受けていないか、1回のみ受けたことのある世代で、その約2割が抗体を持っていないと言われています。

実際に今年の流行も、30代~50代の男性が患者の中心になっています。

抗体検査は免疫の有無や強さを調べることができ、費用は約6,000円、妊娠を希望する女性には、国と自治体の折半で検査が無料でできる仕組みがあります。

厚生労働省は10月から患者が多い東京、千葉、神奈川、埼玉、愛知の1都4県の妊婦の家族らも対象に加え、来年度はさらに広げる予定でしたが、大阪府や福岡県でも患者が増えているのを受け「対策が急務」と判断しました。

年度内から地域を全国にするとともに、対象者も30代~50代男性全体に拡大し、自治体に補助制度を設けるよう促すことにしたものです。

風疹への感染は自分だけの問題ではありません。

もし奥さんが妊娠中に、自分が感染してうつしてしまった場合、自分の子供を死産または先天性の病気にさせ、早死させてしまう危険があります。

風疹の感染経路には、患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」と、ウイルスが付着した手で、口や鼻に触れることによる「接触感染」があります。

風疹に感染した男性が、通勤電車の中、職場や飲食店や買い物先で知らず知らずのうちに、妊娠女性に風疹をうつしてしまうことだってあるのです。

30代〜50代の男性は、自分には直接関係がないなどと思わず、将来のこどもたちを先天性風疹症候群から守るためにも、できるだけ早く風疹の予防接種をうけましょう。

 

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