「デュアラー」とは何のことでしょうか?

2019年、流行しそうなライフスタイルなどを予想する、恒例の「トレンド予測」が発表され、都心と田舎の二重生活を楽しむ人、「デュアラー」などのことばがキーワードに挙げられました。

出典元:NHK NEWS WEB 来年のトレンド予測は“デュアラー”

情報サービス大手のリクルートホールディングスは、毎年、年の瀬になると、翌年の流行を予想し「トレンド予測」としてキーワードを発表しています。

10回目となる今年は、ライフスタイルなどに関する8つの領域について、キーワードを発表しました。

8つの領域というのは、リクルートグループが推進している8つの事業のこと、それぞれ事業会社ごとにスローガンを掲げる方式でキーワードを発表する、いかにもリクルートらしいやり方ですね。

 

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デュアラーって何?都心と田舎の二重生活楽しむ人

デュアラーとは、都心と田舎の2つの生活=デュアルライフ(2拠点生活)を楽しむ人のことです。

デュアルライフと言えば、これまでは豪華な別荘を持てる富裕層や、時間に余裕があるリタイア層が楽しむものというイメージでした。

ところが最近になって、空き家やシェアハウスを利用して、20~30代が都心と地方の2拠点生活を楽しみ始めています。

若い世代のデュアルライフの特徴は、居住費を安く済ませるという点です。

リクルート住まいカンパニーの調査によると、デュアラーの年代は20~30代で58%と全体の半数以上を占めています。

世帯年収は約半数が800万円未満、2拠点目での年間滞在日数は月平均2~5日が半分弱、2拠点目への移動時間は2時間未満が約6割という状況です。

出典元:Infoseekニュース リクルート「2019年トレンド予測」に潜む“2つの潮流”

若いデュアラーが登場して、近場で気軽に二拠点生活を楽しめるようになった背景として、次のようなことが考えられます。

第一に、東京一極集中・都心回帰により、その反動として田舎暮らしへのニーズの高まりがあることが挙げられます。

それは、都市部で生まれ育った若い世代の中に、「ふるさと」や「田舎暮らし」へ憧れを抱いたり、子育てを重視して自然の豊かな田舎でのびのび子どもを育てたいと考えたりする人が増えてきている、ということです。

確かに、盆や正月に里帰りする田舎を持たない人にとっては、田舎は魅力的に映るかもしれませんね。

第二に、2拠点目の住まいの持ち方(借り方、買い方)が多様化していることです。

シェアハウスなど住まいをシェアすることで低額に住まう、泊まる、コワーキングスペースを兼ねた宿泊施設を活用する、空き家を安く借りる、買う、さらに自分たちが使わない期間を民泊として運用する、親族から相続した家に住む、などなど。

若い世代の田舎暮らしへの憧れが、さまざまな工夫や多様な居住形態によって、よりお手軽に実現できるような時代がやってきた、ということかもしれません。

 

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2019年トレンド予測、若い世代が二重生活を楽しむ

若い世代が都心と田舎の二重生活を楽しむデュアラーは、目的別に6タイプに分けることができます。

  • サーフィンや農業などを楽しみたい「趣味満喫型」
  • 自然に触れてのんびりしたい「自然癒され型」
  • 故郷や地元の人との交流を楽しみたい「ふるさと型」
  • 将来移住するために試してみたい「プレ移住型」
  • のびのびとした環境で子育てがしたい「のびのび子育て型」
  • 地域貢献で存在意義を感じたい「地域貢献型」

リクルート住まいカンパニーの推計では、国内の潜在需要は約1,100万人。

2018年時点でデュアラー人口は17万人前後とみられているので、2019年以降、大きな伸びしろが予想されます。

リクルート住まいカンパニーの池本編集長は、

「ロシアや北欧ではデュアルライフは一般的。空き家問題をピンチではなくチャンスにしていくべき」

と提案しています。

出典元:Infoseekニュース リクルート「2019年トレンド予測」に潜む“2つの潮流”

 

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その他、7領域の2019年トレンド予測キーワード

住まい領域の「デュアラー」の他、7つの領域のキーワードは以下のとおりです。

「就域」(新卒採用領域)

地域の中小企業と行政・金融機関が連携し、街ぐるみで地域に根差す若者の定着を支援

「職場スカウト採用」(中途採用領域)

配属先の職場長や同僚が採用活動を主導し、入社後のリアルをすり合わせながら採用する傾向が増加

「留Biz大学生」(人材派遣領域)

外国人留学生が在学中に企業で就業経験を積み、卒業後のキャリアを形成

「学び場イト」(アルバイト・パート領域)

アルバイト・パートスタッフ向けにも、学習環境を提供する企業が増加

「サロ友」(美容領域)

同じ地域や共通の趣味を持った人たちが、美容サロンを中心に気軽につながる兆し

「もしもCAR電」(自動車領域)

移動のためだけじゃなく「もしも」の時にも備えるライフライン(≒電力)としてのクルマ選びが増加の兆し

「ポータグルメ」(飲食領域)

「利便性」と「満足度」を両立させる”食べ方改革”が加速

以上、詳しくはリクルートホールディングスのホームページを参照ください。

 

このような記事を書いていると、ああ、年末だなあ、としみじみ思います。

「来年のことを言うと鬼が笑う」

などと言われますが、12月になったから、もういいよ、ってな感じでOKなんでしょうね。

来年のトレンド、その予測が当たるにせよ、自分もその流れに流されるのは少し悲しい気がします。

2019年、トレンドに惑わされず、できるだけ我が道を行きたい、行かせてほしいですね。

 

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