大リーグ公式サイトによれば、米球界移籍を目指していた西武ライオンズの菊池雄星投手(27)が、12月31日(日本時間1月1日)、変則7年でマリナーズと契約合意しました。

出典元:マリナーズと合意の菊池雄星、変則オプション付きで最長7年の大型契約

菊池投手の移籍は、ポスティングシステムを利用するものです。

昨年12月4日に解禁された菊池投手とメジャー球団との交渉期間は30日間で、3日間を残しての合意でした。

契約の詳細について、

(1)最初の3年間(19〜21年)は通常の契約で、

(2)4年目にあたる22年シーズンは選手側に選択権があります。

さらに、(2)は4年の契約延長(22〜25年)に変えることができるという変則的なものです。

球団公式サイトによれば、契約は最初の3年が総額4,300万ドル(約47億3,000万円)

22年以降は菊池投手と球団の双方に契約を更新する権利があり、最大で7年総額1億900万ドル(約119億9,000万円)に達する大型契約だそうです。

 

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菊池雄星は変則7年でマリナーズと契約合意

菊池雄星投手に対して、マリナーズ球団からは4年の契約が保証され、最長7年になる合意内容となっており、関係者の間では普通の契約ではないと言われています。

マリナーズは今オフだけで8件のトレードを成立させ、主砲のカノや守護神のディアズら主力選手を次々と放出し、チームの再建に着手しています。

その一方でディポドGMは菊池投手の才能を高く評価し、熱烈なラブコールを送っていました。

菊池投手は岩手県の花巻東高時代の09年に大リーグ8球団を含む日米20球団と面談した末にドラフト1位で西武に入団しました。

11年に初勝利を挙げると、17年は16勝6敗で最多勝と最優秀防御率のタイトルを獲得し西武の左のエースに。

18年は14勝4敗でチームの10年ぶりのリーグ制覇に貢献するなど日本球界屈指の左腕として活躍しました。

通算成績は73勝46敗1セーブ、防御率2.77。

 

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菊池雄星はポスティングシステムでの移籍

菊池雄星投手はポスティングシステムを利用して、マリナーズへ移籍することになりました。

今オフから変更された、契約金と年俸の総額に応じて日本球団への譲渡金が決まる同システムでのメジャー移籍第1号になります。

主力を大量放出して再建中のマリナーズやジャイアンツなどが興味を示し、12月16日にロサンゼルス入りした本人が、マリナーズとの交渉のため本拠地シアトルに入ることが伝えられていました。

菊池投手が海外FA(フリーエージェント)権の資格を満たすのは最短で20年シーズンでしたが、西武球団の容認により今回のポスティングシステムでの移籍が実現しました。

海外FA権取得よりメジャー行きを2年前倒しできたことは、菊池投手にとって有利に働くことでしょう。

 

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日本人投手では久々の本格派左腕として期待

菊池投手は久々の日本出身の本格派左腕として野球の本場に挑みます。

日本からの移籍投手は、ここ10年ほど、レッドソックスの松坂大輔(現プロ野球中日)、ドジャースの黒田博樹、レンジャーズのダルビッシュ有(現カブス)、ヤンキースの田中将大と先発投手は右腕が中心でした。

左はカブスの和田毅(現ソフトバンク)らに限られ、さかのぼってもドジャースの石井一久ら極めて事例が少なく、メジャーでは期待されるとともに、日本人左投手がどの程度通用するのか話題になっています。

メジャーでは、球速150キロ台を計測する左投手は珍しくありません。
打者は対応に慣れており、菊池投手は西武時代のように球威でねじ伏せられないケースもあり得ます。
日本のプロ野球に比べて滑りやすい公式球や硬いマウンドへの適応以外に、制球力や緩急を磨くことが成功の鍵になりそうです。
年齢的には、菊池投手はまだ27歳、伸びしろがあると言われています。
岩手県の花巻東高時代から志したメジャーリーグの舞台では、これえまでのキャリアよりもハイレベルな打者との対戦を通じて、彼自身、最大限に潜在能力を引き出せる可能性に期待が高まります。
また、高校の後輩ながら先に渡米、エンゼルスで活躍中の大谷翔平選手は先日、
菊池との直接対決に
「同世代で同じ高校出身の選手が、メジャーで対戦することはなかなか無い。
(花巻東高監督の佐々木洋)先生に見せたいなという思いはある」。
と取材に答えています。
岩手県の同じ高校に日本を代表する左腕と右腕が在籍し、メジャーで投げ合う日が現実になるとは、佐々木先生、監督冥利に尽きますし、若い二人の活躍は10年くらい続きそうですね。
今季は打者に専念する大谷選手が所属するエンゼルスと菊池投手のマリナーズは同じア・リーグ西地区、対戦が19試合組まれており、対決に注目が集まります。
 
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