2020年から交付予定、自動車の『飛鳥』ナンバーのデザインがクールだと話題になっています。

描かれているのは、朱雀(すざく)がダイナミックに羽ばたく姿、奈良県で採用されます。

交付に先駆けて地方版図柄入りプレートのデザイン案が公開されました。

出典元:田原本町ホームページ

『飛鳥』ナンバーは、飛鳥京や藤原京など、古代の都が置かれた飛鳥地域を盛り上げようと企画されました。

準備を進めてきたのは、奈良県の橿原(かしはら)市、明日香村、田原本町、三宅町、高取町の5市町村などでつくる「飛鳥ナンバー協議会」です。

飛鳥は、日本の歴史の中でも重要な意味をもつ地名なので、ナンバーの導入は古式ゆかしき日本らしさが伝わってきて、いい感じですね。

 

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『飛鳥』ナンバーのデザインは朱雀が羽ばたく姿

『飛鳥』ナンバーのデザインは今年6月にデザイン案を募集し、審査で最も高い評価を受けた凸版印刷によるもので、飛翔する朱雀が美しいグラデーションで伸びやかに描かれています。

『飛鳥』ナンバーは奈良県の飛鳥川流域に位置する橿原市、高取町、明日香村、田原本町、三宅町の地域の知名度の向上や観光振興などの効果を期待して導入されたご当地ナンバーです。

採用されたデザインは、明日香村にある「キトラ古墳」の壁画にも描かれている朱雀がモチーフだそうです。

飛鳥を象徴する朱雀が羽ばたく様子が赤やオレンジの明るい色合いで描かれており、この地域が朱雀のように飛躍するように、との願いが込められています。

昨年5月に導入が決定し、9月にデザイン候補を発表、ホームページや地域のイベントでアンケートを行った結果、9089票のうち、最多の3433票が集まったこのデザインに決まりました。

先月上旬に発表されると、ツイッターでは、

「カッコ良すぎか!」

「これ飛鳥ナンバーだと!かっけえええ!」

と話題になりました。

 

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奈良県で採用、対象地域に在住の人のみ取得可能

奈良県で採用されますが、県外在住でも飛鳥ナンバーはつけられるのでしょうか。

残念ながら、『飛鳥』ナンバーをつけられるのは、橿原市、高取町、明日香村、田原本町、三宅町の5市町村に住民票がある人だけです。

原則、住民票と居住地は一緒でなければいけませんので、5市町村に移住する必要があります。

軽四輪を含む自動車や大型特殊自動車及び126cc以上の二輪車が対象になります。

ただし、事業用軽四輪自動車及び126cc以上の二輪車については、無地(図柄なし)のみの交付となり、図柄入りは選択できません。

 

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『飛鳥』は5年越しの悲願、走る広告塔に期待

『飛鳥』ナンバーのデザイン決定にあたり、明日香村の森川裕一村長は、

「5年越しの取り組みが実現しました」

というコメントを発表しました。

実は『飛鳥』ナンバー、導入をめざしたものの断念した過去があります。

そのときは、橿原市や明日香村の若手事業者らが地域活性化のために『飛鳥』ナンバーをつくろうと企画、行政も賛同し、2013年に橿原市と明日香村、高取町、吉野町の4市町村で国土交通省に導入を要望しましたが、当時の基準の10万台に及びませんでした。

再申請に向けて、周辺の自治体にも声をかけて参加をよびかけましたが、良い返事をもらえず、結局、断念しました。

あれから5年。

導入基準が5万台に緩和されたこともあり、橿原市などは再挑戦を決意。

吉野町は離脱しましたが、田原本町、三宅町が新たに参加し、念願の導入決定となりました。

橿原市の森下豊市長は、

「本当にうれしいです。5年越しですので喜びいっぱいです」

という思いを述べました。

過去の努力と苦労が時を経て実り、実感がこもっているのがよく伝わってきますね。

5市町村のある飛鳥地域は、藤原京や飛鳥京という古代の都や、観光名所の石舞台古墳や飛鳥美人で知られる高松塚古墳など、歴史とロマンがあふれるエリアです。

田原本町には弥生時代の環濠(かんごう)集落跡の唐古・鍵遺跡がありますし、NHKの『あなたも絶対行きたくなる!日本「最強の城」スペシャル』にも取り上げられた高取町の高取城もあります。

しかし交通の便が今ひとつで、多くの観光客が訪れる東大寺や興福寺がある奈良市中心部から電車で40分と少し距離があり、観光客をいかに呼び込むかが飛鳥地域の課題になっていました。

『飛鳥』ナンバープレートをつけた車が走れば、文字どおり「走る広告塔」になります。

5市町村の関係者は、飛鳥地域をアピールすることにつながるのではないかと期待しています。

余談ですが、『松本』ナンバーで、・178(稲葉)をつけたB’zファンがいるそうです。

今回の『飛鳥』ナンバー、CHAGE&ASKAファンが狙っているかもしれませんね。

 

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