千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡し、傷害容疑で両親が逮捕されたことを受け、実の子どもに虐待を繰り返したひどい父親に関して、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は13日、デイリースポーツの取材に対し、司法解剖で心愛さんの肺から水が検出されたことを重要視し、「傷害致死ではなく殺人罪が適用される可能性が出てきた」と指摘しました。

出典元:テレ朝NEWS 床にたたきつけるなど…小4女児死亡で父親を再逮捕

この事件で、警察は14日、女の子を床にたたき付けるなどしてけがをさせたとして父親を再逮捕しました。

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父親の栗原勇一郎容疑者(41)は先月24日、妻で母親のなぎさ容疑者(32)と共謀し、長女の心愛さんの首付近にけがをさせたなどとして逮捕されました。

警察はその後の捜査で、勇一郎容疑者が12月末ごろにも心愛さんを床にたたき付けたり引きずるなどした疑いが強まったとして、別の傷害の容疑で再逮捕しました。

再逮捕に踏み切ったのは、勇一郎容疑者の記録媒体から心愛さんが虐待される様子が映った動画が見つかったほか、なぎさ容疑者も「暴行を受けているのを知っていた」と供述していたためです。

勇一郎容疑者は最近の調べに対し、「思い出せない」などと供述しているそうです。

 

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小4女児死亡事件、ひどい父親に殺人罪の適用を望む声も

勇一郎容疑者は1月24日に自宅で心愛さんに冷水のシャワーをかけ、首付近を両手でわしづかみにするなどして首付近に擦過傷を負わせたとして25日に傷害容疑で逮捕されました。

心愛さんの遺体は24日午後11時20分ごろ、救急隊員らによって浴室で発見され、着衣の状態で全身がぬれた状態だったとのことです。

勇一郎容疑者は冷水シャワーをかけた行為について「しつけのつもりだった」と供述しています。

前出の小川氏は、

「新たに司法解剖の結果、心音さんの肺から水が出たということです。

溺死、つまり溺れた、ご遺体に見られる現象です。

冷水シャワーを掛けたということですが、相当の量の水をかなりの時間かけ続けた可能性があり、立件は容易ではないが、殺人事件となる可能性もある」

と説明しました。

勇一郎容疑者は殺意どころか「けがをさせるつもりはなかった」と“しつけ”であったことを主張していますが、小川氏は「未必の故意」であったことを指摘しました。

「犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態のことです。

容疑者はその状態であったと考えられる」

と小川氏は見ています。

現時点で勇一郎容疑者の逮捕容疑は傷害罪ですが、今後、傷害致死容疑に切り替わる可能性は推測されても殺人罪適用は困難ではないかとされていました。

それだけに、司法解剖で判明した「肺から水」という“重い事実”は父親の殺意を立証する決め手の一つとなりうるのかどうか、注目が集まります。

親が子に殺意を持つなど、考えたくないことですが、死に至るまで虐待を続けたひどい父親に重い罪を償わせるために、鬼になって検証することが必要かもしれませんね。

 

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小4女児死亡、父親の日常的虐待、別の傷害容疑で再逮捕

小4女児死亡事件で、14日、勇一郎容疑者が去年12月末から先月初めにかけても心愛さんに暴力を振るい、けがをさせていたとして、傷害の疑いで再逮捕されました。

警察が、ほかにも暴行を受けていた可能性があるとみて調べていたのは、心愛さんの体に複数のあざや皮下出血が見られたからです。

捜査関係者によれば、調べの結果、勇一郎容疑者が去年12月末から先月初めにかけて心愛さんに暴力を振るってけがをさせた疑いがあることがわかり、勾留期限の14日、傷害の疑いで再逮捕しました。

認否については明らかになっていません。

先月、最初に逮捕された際に勇一郎容疑者は「生活態度のしつけをしていただけだ」などと供述していたということです。

警察は、勇一郎容疑者が心愛さんを日常的に虐待していたとみて調べることにしています。

また、妻のなぎさ容疑者はこの頃、勇一郎容疑者が暴行していたことを把握していたとみられています。

警察は、心愛さんの顔にあざができたことから、両容疑者が周囲に虐待を疑われることを恐れ、冬休み明け以降、心愛さんを小学校に登校させなかった可能性があるとみて、調べを進めています。

父親の日常的虐待と母親の見殺し行為が、警察の捜査が進むたびにどんどん浮き彫りになってきます。

毎日のようにメデイアから流れてくる続報に胸が痛みますが、明らかにしないことには事件の解決はありません。

心愛さんが帰ってこない限り、本当の解決ということにはならないかもしれませんが、このような事件が再発しないよう徹底的な検証が必要ではないでしょうか。

 

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児相、父親に押し切られ?小4女児帰宅前の面談記録判明

小4女児死亡事件で、逮捕された父親の勇一郎容疑者(41)が昨年2月、「お父さんに叩かれたというのは嘘」と書かせた心愛さんの署名入りの文書を県柏児童相談所職員に示し、心愛さんを自宅に戻すよう迫った際の面談記録の全容が13日、分かりました。

「今日で連れ帰る」と迫る勇一郎容疑者に、児相側は「止めれば覆るんですか」と消極的な発言をするだけで、事実上押し切られていました。

この面談は、昨年2月26日に勇一郎容疑者の親族宅で実施されたものです。

関係者によると、その際のやり取りが市の記録に残っていたとのことです。

また、勇一郎容疑者が翌27日、学校に「第三者が来ても娘を渡さないように」と求めていたことも市教育委員会への取材で新たに分かりました。

市の記録によると、勇一郎容疑者は訪問した児相職員3人に、

「娘と会わせないとの指示に法的根拠はあるのか。ないなら従う義務はない」

と主張し、心愛さんの帰宅を要求しました。

勇一郎容疑者の親族から「何も言わないんですか」と尋ねられた職員は「止めれば覆るんですか」と消極的な発言をした上で、「児相としていいとは言えない」と述べていました。

児相は27日、市に「心愛さんは自宅に戻ったと思われる」と伝達。

勇一郎容疑者は同日、学校に「今後は妻が娘を送り迎えする」「第三者が来ても娘を引き渡さないように」と連絡していた。

児相は28日の会議で「虐待の再発は認められない」として帰宅を了承したとしていますが、実際には勇一郎容疑者が心愛さんを連れ帰った後に帰宅を追認していた可能性があるとのことです。

これが事実であれば、昨年2月の段階で、児相は勇一郎容疑者が危険人物であることを認識していたことになります。

被害者である子どもの保護がひとつ、児相の大切な役割であるとすれば、他方の加害者である父親への対応については、別の組織、機関で行うべきなのかもしれませんね。

勇一郎容疑者は大人の男性、子どもへの日常的な暴力が他方、大人へ向けられることもあるわけですから、これを抑えることは児相の職員には身に余る職務かもです。

それが即、警察の出番となるのか、新たな組織、機関が必要なのか、児童相談所の職務範囲はどこまでなのか、子どもをめぐる社会の枠組みの見直しが求められます。

大変難しい問題です。

その中でも最も難しいのは、加害者である親をいかに更生させるか、ということだと思いますが。

日本少子化の中、子は宝、子どもを守るためにみんなで考えていかねば、ですね。

 

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