本田望結(14)は、24日・25日、アクシオン福岡で行われたフィギュアスケート全日本ジュニア選手権に出場し、総合12位、本人としては悔しい結果となりました。
彼女は女優とフィギュアスケーター、二足のわらじで有名ですが、全日本ジュニアを終え今後どうするのか、注目が集まっています。
本田望結はフィギュア全日本ジュニア選手権に出場
25日に行われた女子フリーには、全国大会では初の姉妹対決となった女優でスケーターの姉、本田望結とノービスから推薦出場の妹、本田紗来(11)が登場しました。
SP9位の望結はフリーでミスが出て93.88点、合計147.17点の総合12位、紗来はSP23位から立て直し、フリー95.16点、合計139.61点で総合17位でした。
優勝は、横井ゆは菜(中京大中京高)、合計181.84点で初の栄冠に輝きました。
しかし考えてみると、全日本ジュニア選手権に姉妹そろって出場するだけでも大したものです。
さらに、姉の本田真凜と3姉妹そろって、シニアの全日本選手権へ出場にも大いに期待したいですね。
本田望結はフリーでミス、総合12位、悔しい結果に
本田望結は、6位以内入賞で12月の全日本選手権(大阪)を目指していましたが、中盤の3回転フリップで転倒するなどジャンプにミスが出て、総合12位、悔しい結果になりました。
妹の本田紗来との姉妹対決が話題となる中、「姉らしい演技ができず残念」と振り返りました。
シニアの全日本選手権に出られるように頑張ってきた彼女は、女優業とスケートの二足のわらじを貫いていましたが、今季は特にスケートに比重を置いた生活を送ってきました。
本田望結は昨年、全日本ジュニアに出場してフリーを滑走しただけで満足していましたが、今年は悔しさとともに気持ちが大きく変化している、と言っています。
だんだんとアスリートとしての意識が高まっている、感じがしますね。
本気でスケートがしたい、二足のわらじはどうするの?
昨年、本田望結は初めて全日本ジュニアに出場しましたが、20位に甘んじています。
彼女は2つのこと(女優とスケート)をしているということで、自分に言い訳をつくっていたのでは、その殻を破って、フィギュアスケーターとしての自分を、認めてもらえるようになりたかった、と語っています。
今年は出場するだけでなく、ジュニアの国内最高峰でフィギュアスケーターとしての存在感を示したい、その思いが強かったようですね。
彼女は、ドラマの撮影を抱えている時は、東京でリンクを借りて合間を縫って練習し、その上、学校の勉強もしっかりしたいと言っています。
なんとまあ、がんばりやさん。
さらに、ここでフィギュアスケートを頑張りたいと、腹をくくったということなのでしょうか。
身長が1年で8センチも伸び、筋肉がついてアスリートらしい肉体になると同時に心も強くなっているようです。
「本当に悔しいけど、100%悔しいだけじゃない。この気持ちが何かわからないけど、とても楽しかったし、今日も頑張った。スケートを本気でやりたいという気持ちです」
本田望結は14歳、今から何にでもチャレンジできる年頃です。
女優とフィギュアスケーターの二足のわらじ、何のどんな基準をもって成功とするのか、誰にもわかりません。
大谷翔平の二刀流を、誰も評価できないのにも似ていますが、彼女の場合は完全に別業種です
アカデミー賞とオリンピック、どちらにも絡むとしたら、大谷超え、ですね。