「悪魔のおにぎり」が「ツナマヨ」を超えた、というニュースが評判になっています。
悪魔のおにぎりの由来は、南極観測隊の基地で料理人が作るレシピです。
ローソンが10月に発売した新商品「悪魔のおにぎり」(税込み110円)は、出足から好調に販売を伸ばし、12月はじめに販売個数が1000万個を突破しました。
通常の新商品なら1年はかかる水準をわずか1カ月半で超え、絶対王者と言われた「手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ」(ツナマヨ)をも凌ぐ売れ行きを見せています。
悪魔のおにぎりは、コンビニ界のおにぎりの歴史を変えた、と言われるほどの勢いです。
見た感じ、何の変哲もない混ぜご飯のようですが、天かす、青のり、天つゆと聞くと、なぜかそそられますね。
悪魔のおにぎりが大人気、ローソンでツナマヨ超え!
ローソンでは10月16日に発売されると、約20年間売上トップのツナマヨに、いきなり初日から迫りました。
変わったネーミングや分かりやすい味などユーザーの高評価、10月28日のツナマヨ超え(単日ベース)達成などの話題が、ネットやテレビで次々と伝えられ、11月3日には1日65万個のローソン新記録を樹立しました。
そして、12月4日に累計1000万個を突破、通常の新商品おにぎりの売上は月間で100万個程度なので、その売れ行きのすごさは抜きん出ています。
悪魔のおにぎりが特に注目されているのは、ツナマヨ超えです。
それは、どれほどすごいことなのでしょうか。
ローソンでおにぎりを担当するデイリー商品部の堤洋平さんは、以下のように話しています。
「ツナマヨは、コンビニのメイン顧客である20~40代の男性から
『味付けがしっかりしている』と長年強く支持いただいている商品。
2位のサケを常に大きく引き離す『絶対王者』で、悪魔のおにぎりがこれを上回ったことは史上最大の快挙。
おにぎりの歴史に名を刻んだと言えます」
個人的には好みではないので、ツナマヨを選ぶことは少ないのですが、悪魔のおにぎりには手が伸びそうな気がします。
悪魔のおにぎりは、南極の基地で料理人が作るレシピ
悪魔のおにぎりは、白だしで炊いた米に、天かす、青のり、天つゆを混ぜたおにぎりです。
名前の由来は、南極観測隊の隊員によるものだそうです。
「体重増加は気になる…でも美味しいから食べたい。」
そのジレンマと戦っていた隊員が付けた名前、それが「悪魔のおにぎり」でした。
日本人の味覚にあった和風の味付けで、「おいしすぎてつい食べ過ぎてしまう」ということですね。
南極の基地で料理人が作る「悪魔のおにぎり」が紹介された6月のテレビ番組が、ローソンの開発のきっかけです。
南極では残飯が出ないよう、残った材料を別の料理に活用することが多いのですが、悪魔のおにぎりもその一つ。
基地では夜食として人気だったという話です。
ローソンのスタッフが実際に作ってみたところ、仕入れも安い価格でできたため、急遽商品化に着手しました。
税込み110円に対して原価が安そうなので、ローソンとしては、大ヒット商品になりましたね。
美味しい悪魔のおにぎりを、自分で作ってみよう!
悪魔のおにぎりのレシピは、クックパッドを検索すると多くのパターンが出てきます。
参考サイト:cookpad【みんなが作ってる】悪魔のおにぎりのレシピ
以下に、クックパッドニュース編集部のレシピを紹介します。
基本の材料
必要な材料は、ごはん(150g)、天かす、青のり、めんつゆ(三倍濃縮)。
わざわざ買いに行かなくてもいいような、おうちにストックしてあるものばかりですね。
基本の作り方
1.天かす、青のり、めんつゆを小皿に入れて混ぜます。
2.1をごはんによく混ぜ、ラップに移し握って完成!
たったこれだけ!とっても簡単ですね。
天かす・青のり・めんつゆの黄金比は?
天かす…大さじ3/青のり…小さじ1/めんつゆ…大さじ1.5
多めに入った天かすのサクサクさがたまりません!
油が強めではありますが、それを青のりのさわかやかさとめんつゆの塩分が上手く中和してくれています。
一度試してみたいですね、手作りの悪魔のおにぎり!