甲斐拓也捕手、2018年のプロ野球日本シリーズで、見事、最高殊勲選手、MVPを獲得しました。
パ・リーグ2位からクライマックスシリーズを駆け上がり、日本シリーズでセ・リーグ覇者、広島を4勝1敗1引分けで下し、下剋上日本一を勝ち取ったソフトバンク、優勝の立役者は、甲斐拓也でした。
甲斐拓也は、日本シリーズで育成選手として初めて、MVPに輝きました。
また、野手として、打点0でMVPに選ばれることも初めてです。
6試合に出場し、広島の盗塁を6度に渡って100%阻止、連続盗塁阻止6回の日本シリーズ記録も達成しました。
本人にとって、忘れられない記念すべきシリーズになったことでしょう。
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甲斐拓也の日本シリーズMVP賞金は600万円
MVPの賞金は600万円と言われていますが、甲斐拓也にとっては、自身の2年前の年俸と同じ額です。
6試合で600万円、1試合あたり100万円?
盗塁阻止6回で600万円、1つあたり100万円?
「い~い仕事だなぁ~!」
いやいや、すごい仕事をやってのけました。
広島のシーズン盗塁数は95で、セ・リーグ1位、甲斐拓也は、その機動力をすっかり封じる役目を果たしました。
打撃では、14打数2安打、1割4分3厘、打点0、まさに「肩」、甲斐キャノンで勝ち取ったMVPですね。
ちなみに、過去、打点1でのMVP受賞が1度、MVPの最低打率は1割7分6厘とのこと、甲斐拓也は、打点、打率の両部門でMVPの最低記録更新です。
本人としては、名誉とちょっと不名誉、いずれにしても記録に残るということは大名誉でしょう。
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甲斐拓也の今期年俸は4,000万円(推定)
甲斐拓也は今年の日本シリーズで全国区に名乗りを上げたように見えますが、ソフトバンクのファンから見れば、ブレークしたのは昨年です。
2010年の育成ドラフト6位指名で入団、長い下積み期間、3軍、2軍生活を経て、2017年に1軍選手として定着するようになりました。
2017年の成績は、103試合に出場、5本塁打を記録、育成出身の選手としては史上初めてのベストナインとゴールデングラブ賞に輝きました。
年俸は、2017年の900万円(推定)から、2018年は4,000万円(推定)へ、優勝したことや、大盤振る舞いのソフトバンクという球団にも恵まれ、大幅にアップしました。
球団の枠を超えて、他の育成選手の大きな励みになっています。
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甲斐拓也の来期年俸は驚異のアップ期待!
日本シリーズの甲斐拓也の盗塁阻止に関し、辛口とボヤキで有名な野球評論家の野村克也氏は、11月3日深夜放送のTBS系「S☆1」にVTR出演し、甲斐キャノンと称される甲斐の強肩について、「ベリーグッド!」と絶賛しました。
「強肩のキャッチャーはいっぱいいるけど、フットワークとモーション、足の運びがいい。スローイングも完璧」と手放しで褒めています。
強肩ばかりが取り沙汰されている感もありますが、投手の配球、リード面での成長を評価する声もあります。
そうなると課題は打撃、ということになるでしょうか?
投手が打席に立たないパ・リーグでは、捕手が9番に入るパターンが見受けられますが、2018年の甲斐拓也の成績は物足りないものがあります。
打者としての成績が振るわないせいもあり、試合の終盤になると他の選手に代打交代というケースが多く、ファンにとってはさびしいところでしょう。
打率2割5分以上、本塁打10本以上くらいはクリアしてもらいたい数字です。
さて、そうなるとファンの興味の一つは、来期の年俸がどれくらいアップするかです。
年俸というのは、来期への期待値が反映されますから、甲斐拓也の伸びしろの評価と言っても過言ではありません。
2年連続日本一となったソフトバンクの大盤振る舞いを考えれば、1億円オーバーは十分視野に入るところでしょう。
ベストナインやゴールデングラブ賞にも2年連続で選ばれれば、驚異のアップも期待できるかもしれませんね。
それはさておき、甲斐拓也は、身長170cmと体格に恵まれない選手、ケガや故障に注意して、来期もシーズンを通して元気いっぱいのプレーを見せてほしいものです。
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